歓喜の自軍を離れ…佐々木朗希の行動が「立派」 由伸インタに映り込んだ「守護神の自覚」

佐々木朗希が試合後にロジャースセンターのマウンドへ
【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ(日本時間26日・トロント)
歓喜に沸くグラウンドで、ひっそりと抜かりのない準備を行なっていた。ドジャースは25日(日本時間26日)に行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦で、山本由伸投手が完投勝利を達成した。試合後、米中継局のインタビューを受ける背後で、佐々木朗希投手が見せた行動にファンは「守護神の自覚」など注目していた。
第2戦に先発した山本は9回4安打1失点、8奪三振の内容で勝利投手となった。14日(同15日)のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦での9回3安打1失点に続く2試合連続完投勝利。ポストシーズンでの2試合連続完投はメジャー24年ぶりの偉業。ドジャースの投手としても1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来だった。
歴史的快投の“生声”を伝えようと、米放送局はグラウンドで真っ先に山本のインタビューを行った。その遥か後方、画面の端には敵地ロジャースセンターのマウンドの硬さや角度、景色などを入念に確認する佐々木の様子が映り込んでいた。
敵地で行われた第1、2戦と登板がなく、レギュラーシーズンを通しても登板経験のない球場。ワールドシリーズ第6、7戦までもつれることになれば再び敵地での戦いとなる。NHKの中継でも確認している姿が映し出されており、X(旧ツイッター)上ではファンからの「姿勢が立派」「すごく印象的」「第6戦以降効いてくるかも」「確認してるの偉い」「意識が高い」といった称賛が相次いでいた。
ただし、本拠地3連戦で3連勝すれば敵地に赴くことなくドジャースの2連覇が決まる。「朗希君がロジャーズ・センターのマウンドを踏むことはないからね」「来るのは来季以降だよ」といったコメントも並んでいた。