佐々木麟太郎、指名は「想像してなかった」 取材窓口が対応…当日は「ネットで見ていた」

スタンフォード大に在学、来年5月のリーグ戦終了後に交渉解禁
ソフトバンクがドラフト1位で交渉権を獲得したスタンフォード大の佐々木麟太郎内野手について、取材窓口を務める株式会社ナイスガイ・パートナーズが27日、都内で報道関係者向けの説明会を開いた。約40人の報道陣が駆けつけ、佐々木が届ける“声”に注目が集まった。
対応した木下博之代表取締役は、まず始めに「当日の17時くらいは真夜中。起きていました。ネットで見ていた」と佐々木がドラフト指名を受けた様子を伝えた。
指名直後に球団会長を務める王貞治氏と電話で会話したことについては「本人の電話は知らず、エージェント経由で声をいただいた」と即電話の裏側に言及。続けて「追いかけてくださったすべての球団に感謝している」と、木下氏が佐々木の感謝の思いを代弁した。
来季に関しては「スタンフォードでプレーすることは決意している」とし、「知らなくて、突然ドラフトの候補になった。指名枠が無駄になるのは失礼。12球団OK、指名してくださいと言ったというのはありません。指名してくださるとは想像もしてなかった」と、佐々木の揺れる心境が木下氏を通して明らかになった。
続けて「将来的な夢はメジャーかもしれないが、すぐにメジャーに行くためのスタンフォード進学ではない」と、高校卒業と同時に佐々木が米国でプレーしている理由が木下氏の口から語られた。
同社は事前に配布した文書で「選手が来年も所属するスタンフォード大の野球部活動が終了するまで、何か前に進むことはございません」と説明。ルール上、スタンフォード大在学中の佐々木が交渉や契約を行えるのは来年5月のリーグ戦終了後で、契約期限は7月末までとなる。
文書では「本日までに実に多くの皆様からたくさんのお問合せを頂戴しております」とした上で「選手の母校である花巻東高校にも、一部ではありますがメディアの方が押し寄せている事実も見受けられております」と現状を説明。「選手やご家族、母校や後輩たちが平穏にお過ごしいただくためにも、出来る限り鮮度の高い情報をご提供し、報道を通じて正しい事実をお伝え頂きたく、この機会を設定いたしました」と綴られていた。
(Full-Count編集部)