ド軍戦で“珍事”「初めて見た」 NHK解説も困惑…勘違いで起きた悲劇「なかなかない」

ブルージェイズ戦で力投するドジャースのタイラー・グラスノー【写真:荒川祐史】
ブルージェイズ戦で力投するドジャースのタイラー・グラスノー【写真:荒川祐史】

2回にビシェットが中前打→バーショの打席で“飛び出し”

【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に臨んでいる。2回は先頭にヒットを許してピンチを招くも、続く打者の打席で“牽制死”が生まれた。NHK-BSで解説を務めた田口壮氏は「初めて見ました」と驚きを隠せなかった。

 ドジャース先発のタイラー・グラスノー投手は2回、先頭のボー・ビシェット内野手に中前打を浴びた。続くダルトン・バーショ外野手の打席では制球を乱し、カウント3-1となった。5球目の高めフォーシームはやや抜けた形となり、バーショは四球を確信して一塁へ歩き始めた。

 しかし、その数秒後に球審はストライクとコール。すると一走のビシェットも四球と思ったのか一二塁間で棒立ち。グラスノーがフレディ・フリーマン内野手にボールを送ってタッチアウト。珍しい形での牽制死が成立した。

 ブルージェイズベンチでは、ブラディミール・ゲレーロJr.内野手が頭を抱えて納得できない表情を浮かべれば、ジョン・シュナイダー監督も球審に判定の確認に向かった。田口氏は「初めて見ましたね……結構野球見てきましたけど」「なかなかないパターンですよ」と話した。「少し球審の判定が遅かったので」と、ビシェットに同情も寄せた。

 グラスノーはその後バーショに四球、後続に安打を浴びて一、三塁となったが、どうにか無失点に封じた。

【実際の様子】「初めて見た」珍プレー ド軍戦の大一番でまさかの牽制死

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