鷹ドラ2はCSで代走→サヨナラ生還 育成ドラ6は支配下掴むも戦力外→育成再打診…新人の1年

ドラフト2位・庄子雄大は8月以降は1軍定着
2025年のソフトバンクはパ・リーグ連覇を果たし、クライマックスシリーズ(CS)も制して日本シリーズ進出を決めた。そのなかで、23日に「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催され、1年前に指名されたルーキーたちの1年目の成果も注目。ここではドラフト2位・庄子雄大内野手ら3人の成績を振り返る。
神奈川大からドラフト2位で入団した庄子は、新人で唯一キャンプA組に抜てきされた。オープン戦では打率.364、3盗塁と結果を残したが、開幕1軍入りはならなかった。5月1日に初昇格すると、5日の西武戦で代走として初出場。5月は10試合に出場した。その後、ファームで調整を重ね、7月に再昇格。プロ初スタメンとなった7月10日のオリックス戦でプロ初安打を放ち、「レクザム フレッシュオールスターゲーム2025」でも安打を記録した。
9月28日には西武・隅田知一郎投手から左中間を破る適時二塁打を放ちプロ初打点。8月以降は1度も降格せず26試合で打率.235、2打点、1盗塁の成績を残した。CSではファイナルステージ第1戦に代走で出場。延長10回、山川穂高の適時打でサヨナラのホームを踏み、チームの勝利に貢献した。
ドラフト6位の岩崎峻典投手は5月25日のオリックス戦で5番手としてプロ初登板。初奪三振を含む2三振を奪った一方で、4安打3失点と課題も残した。ファームでは24試合に登板し、3勝5敗2セーブ、防御率4.52。今後の成長が期待される。
また、徳島インディゴソックスから育成ドラフト6位で入団した川口冬弥投手は、ウエスタン・リーグで16試合、防御率0.98と好投を続け、6月20日に支配下登録を勝ち取った。翌21日の阪神戦で1軍デビューを果たし、フォークを武器に坂本誠志郎捕手からNPB初奪三振。2者連続三振を含む1イニング無失点の好リリーフを披露した。
1軍では5試合に登板し、いずれも無失点。7月18日に登録を抹消されたが、ファームでは32試合で35回1/3を投げ、38奪三振、防御率0.76と圧巻の成績を残した。10月27日に戦力外通告を受け、球団からは育成契約を打診されている。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)