大谷翔平が“バットを振らず”歴史的記録 6時間半超の消耗戦が生んだ数々の「史上初」

ブルージェイズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ブルージェイズ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

9回から異例の4打席連続敬遠

【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場。試合終盤は4打席連続で申告敬遠を受けるなど、9打席連続出塁を達成。1試合の出塁数でポストシーズン記録を更新するとともに、1試合4敬遠はワールドシリーズ新記録、4打席連続はポストシーズン史上初に。バットを振らずに記録を打ち立てることとなった。

 初回の第1打席に二塁打を放つと、3回の第2打席にはシリーズ2本目となる一発。5回の第3打席は適時二塁打、7回の第4打席は試合を振り出しに戻すソロ本塁打を叩き込んだ。

 だが、その後は両軍膠着状態となり、大谷は9回以降の4打席はすべて申告敬遠で勝負を避けられる結果に。本拠地では大ブーイングが起きたが、ドジャースもなかなか決勝点を挙げられないまま試合は6時間を超える消耗戦となった。延長17回の第9打席はようやく申告敬遠なしだったものの、結果はストレートの四球だった。

 1試合7出塁の時点でポストシーズン史上初の記録に。第8打席は敬遠、第9打席は四球だったため、記録を「9」に伸ばした。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、1試合4敬遠はレギュラーシーズンでは6人の前例があるが、ポストシーズンでは大谷が初となった。

 また、1試合2本塁打によりポストシーズンでは通算11号となり、松井秀喜を抜く日本人最多記録に。3試合でマルチ本塁打を記録するのもポストシーズン史上初。同一シーズンでポストシーズン8本塁打は2020年コーリー・シーガーに並んで球団最多記録となった。

(Full-Count編集部)

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