山本由伸「もういなかったので」 異例の中1日でのブルペン準備…志願の“舞台裏”

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

第2戦で105球完投も延長18回にブルペン入り

【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)

 ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦で、延長18回6時間39分の死闘を制しサヨナラ勝ち。対戦成績を2勝1敗とした。延長18回からは山本由伸投手が登板準備のブルペン入りという異例の事態に。試合後に山本は「良い感じに温まってきましたし……。はい、助かりました。ホームランを打ってくれて」と振り返った。

 山本は25日(同26日)の同第2戦で9回105球を投げて1失点完投勝利をマークし、わずか中1日だった。ドジャースは第3戦で延長18回までに投手10人を登板させ、救援陣を使い切った状態だった。

 山本は試合後に「もうピッチャーもいなかったので、行くしかないと思いました。体調的にも今日、いけると思ったので」と当時の状況を説明。「志願というか、もういなかったので。準備できると言いました」と、自ら名乗り出てのブルペン入りだったことを明かした。

 もしも登板となれば「1イニングずつ、止められるまで行こうと思っていましたけど」と考えていたというが、延長18回にフリーマンのサヨナラ本塁打が飛び出し、中1日でマウンドに上がることはなかった。デーブ・ロバーツ監督も「私たちが必要とするだけ、彼は投げ続ける。私たちにとって彼が最後の砦だった」と試合後に明かしていた。

 フリーマンのサヨナラ弾では、ブルペンから飛び出して大谷や佐々木とハグを交わし、勝利を喜んだ。予定通りであれば第6戦の先発が予想され、「(今後は)予定通り、投げると思います」と次回登板に向けて意気込んだ。

(Full-Count編集部)

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