延長18回の死闘…大谷翔平が真っ先に共有した光景 2本塁打&9出塁でも“自分より仲間”

自身はPS新記録、チームはWS史上2番目の長期戦を制す
【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦で、延長18回6時間39分の死闘を制しサヨナラ勝ち。大谷翔平投手は試合後に自身のインスタグラムを更新し、2本塁打を放った自分よりも真っ先に同僚の活躍を称えた。
大谷は初回の第1打席に二塁打を放つと、3回の第2打席にはシリーズ2本目となる一発。5回の第3打席は適時二塁打、7回の第4打席は試合を振り出しに戻すソロ本塁打を叩き込んだ。その後は4打席連続で申告敬遠と勝負を避けられ、延長17回の第9打席でもストレートの四球。ポストシーズン新記録の1試合9出塁を達成した。
大谷は試合後にインスタグラムのストーリーズ機能を更新。共有したのは自身の本塁打ではなく、延長18回にサヨナラ本塁打を放って雄叫びを上げるフレディ・フリーマン内野手と、本塁付近でフリーマンを迎える同僚たちによる歓喜の瞬間の画像だった。

8回以降は両チーム得点が入らず、2日前に105球で完投した山本由伸投手もブルペンで準備する異例の事態に。しかし、フリーマンの一発がワールドシリーズ史上2番目に長い熱戦に終止符を打ち、チームは2勝1敗とした。大谷は28日(同29日)の第4戦でワールドシリーズ初登板を控えているが、何よりも勝利を喜ぶ大谷らしい発信だった。