「投げられると発言するのは…」 カーショーも仰天した由伸の心意気「犠牲いとわない」

カーショーは12回2死満塁で登板、ニゴロでピンチを脱出
【MLB】ドジャース 6ー5 Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャースは27日(日本時間28日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦で延長18回&6時間39分の激闘を制し、対戦成績を2勝1敗とした。8番手で登板したクレイトン・カーショー投手は、105球完投勝利から中1日で投球準備を行った山本由伸投手への賛辞を口にした。
レジェンド左腕は延長12回2死満塁のピンチで登板。ルークスを8球目のスライダーで二ゴロに打ち取りピンチを脱した。その後激闘のため救援陣は全て使い切り、延長18回から山本がブルペンで肩を作り始めた。直後にフリーマンがサヨナラ弾を放ったため登板することはなかったが、山本は「もうピッチャーもいなかったので、行くしかないと思いました。体調的にも今日、いけると思ったので」と話していた。
前日26日(同27日)は試合がなかったとはいえ、トロントからの移動日だった。カーショーは「彼(山本)は自分が投げられると発言した。それはアンビリバボーなこと。2日前に完投している。しかも移動は国境を跨いでいる。午前4時に起きて、休養は(たった)1日なのに、投げられると発言するのは……」と驚きを隠せない様子だ。
さらに「ワールドシリーズを制覇するためには(ここまで)やらないといけない場合がある。このチームには犠牲をいとわない選手が多くいるから、素晴らしいことだよ」と献身ぶりを称えた。
(Full-Count編集部)