大谷翔平は「1番・投手」でWS初二刀流 6時間超の劇的勝利から一夜…2戦連発に期待

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

本拠地でのワールドシリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で出場

【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間29日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地でブルージェイズとのワールドシリーズ第4戦に「1番・投手兼指名打者」で出場する。ワールドシリーズ初の投打同時出場となる。チームは前日27日(同28日)に延長18回、6時間超の大接戦を勝ち切ってシリーズを2勝1敗とした。大谷の投打躍動で“王手”に導けるか、注目が集まっている。

 死闘を制した。前日27日(同28日)は「1番・DH」で出場し、2本塁打を含む4打数4安打3打点3得点。5つの四球を選び、勝利に貢献した。

 24日(同25日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第1戦に「1番・指名打者」でスタメン出場。7回の第4打席で2ランを放った。すると、9回2死で迎えた第5打席では敵地から「We don’t need you!」のチャントが起こった。26日(同27日)の第2戦は4打数1安打だった。

 昨季はワールドシリーズ第2戦でスライディングをした際に左肩を痛め、亜脱臼と診断されていた。その後も試合には出続けたが、シーズンオフに手術を行った。23日(同24日)の開幕前日練習では敵地でも球場でフリー打撃を行い、計33スイングで14本の柵越えを披露。5階席のスピーカー上部にぶち当てる推定150メートルの一発も放つなど、調整を行った。

“異変”もあった。前日27日(同28日)の延長11回2死で申告敬遠。ベッツの左前打で二塁進塁した際に右太もも裏を気にするそぶりを見せた。延長13回2死三塁、延長15回1死も申告敬遠だった。延長17回2死一塁は四球。1試合4敬遠、9出塁はワールドシリーズ新記録を作ったが、足の状態が気になる一戦を迎えることになった。

(Full-Count編集部)

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