大谷翔平、WS初登板初勝利ならず 7回途中6K4失点も本拠地喝采…ゲレーロJr.に痛恨被弾

ブルージェイズ戦で力投するドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ブルージェイズ戦で力投するドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ワールドシリーズ初登板は7回途中6奪三振6安打と奮闘

【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間29日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・投手」で投打同時出場した。WS初登板は7回途中まで投げて6安打4失点。6奪三振1四球だった。ポストシーズン(PS)3勝目とWS初勝利はならなかった。

 初回は2死から四球と三塁内野安打で一、二塁としたが、カークをスイーパーで一飛に。2回は7球で3者凡退に抑えた。しかし、1点先取した3回に手痛い一発を浴びた。1死一塁からゲレーロJr.に甘く入ったスイーパーを痛打され、左中間へ逆転2ランを運ばれた。

 4回は3者連続で空振り三振を奪った。5回は2死からルカスの中前打を許したが、続くゲレーロJr.を最速99マイル(約159.3キロ)で中飛に打ち取った。6回もカークをスイーパーで空振り三振に仕留めるなど3人で片付けた。7回無死二、三塁のピンチを招いたところで降板。勝ち星はならなかったが、本拠地ファンは拍手喝采だった。救援した左腕バンダが走者を返し、失点は4となった。

 バットでは初回先頭で四球を選び、11打席連続出塁、6打席連続四球をマークした。3回先頭は空振り三振に倒れて連続記録はストップしたものの、ともにワールドシリーズ新記録だ。5回1死は見逃し三振に仕留められた。

 27日(同28日)の第3戦では6時間39分に及ぶ延長18回の戦いを制した。大谷は全9打席で出塁する一方、試合中の走塁で足を気にするそぶりを見せていた。ロバーツ監督は「その時の状況を見ながら判断する。期待を持ちすぎず、体調と動きを見ながら対応していく」と起用方針を示していたが、死闘から約17時間後の試合で躍動した。

(Full-Count編集部)

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