死闘から一夜明けても…止まらぬ大谷称賛 スネルは呆れ気味「私を仰天させることはもうない」

クラインは「GOAT」Tシャツで登場
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数4安打2本塁打5四球をマーク。脅威の9打席連続出塁した。1日経っても、同僚から称賛の声が相次いだ。
圧倒的な活躍だった。初回の第1打席に二塁打を放つと、3回の第2打席にはシリーズ2本目となる一発。5回の第3打席は適時二塁打、7回の第4打席は試合を振り出しに戻すソロ本塁打を叩き込んだ。それ以降、試合は両軍膠着状態。大谷は勝負してもらえず、4つの申告敬遠含む5四球だった。
一夜明けた28日(同29日)のワールドシリーズ第4戦前の会見でも同僚の口からは大谷へのコメントが相次いだ。ブレイク・スネル投手は「間違いなく……。いや、彼は恐らくまた記録を更新するから『間違いなく』という言葉を使いたくない。でも、9回連続(出塁)なんてもう2度と目撃しないだろう。少なくてもそう願っている。(9回は)多い」と語った。
続けて「彼は、私を仰天させることはもうない。だって彼は、毎回華々しい活躍をしてしまうからだ。それが彼にとっての普通であり、自らに課している基準だ。(数々の記録を打ち立ててしまう)彼の創造性は本当にアメージングだ。対戦相手は、敬遠する。いや、勝負する。いや、しない。いや、やっぱり歩かせるって感じで、彼に対する敬意を感じられる。彼が成し遂げていることは、本当にアメージングだ」と称賛していた。
ウィル・クライン投手は「GOAT(史上最高)」を表す羊に大谷の背番号が入ったTシャツで取材に登場。「彼は史上最高の選手だ。昨日の活躍と今日彼が成し遂げようとしていることを考えると、このシャツを着るのがふさわしいと思ったんだ」「僕たちがこのシャツを着る必要はないと思うけど、幸運を呼ぶ気がするから」と笑った。
続けて「2本塁打と2本の二塁打を打って、四球で出塁し、昨日のあの状況も乗り越えた。そして今度は彼がまた出て行って、きっと同じくらいクレイジーなことをやって、投げて、昨日のように打つんだろう。彼のような選手は二度と現れない。だから、ただ彼のそばにいられるだけで、本当に、本当に素晴らしいんだ」と語った。
(Full-Count編集部)