大谷翔平から豪快2ランも「今日はたまたま」 ゲレーロJr.が忘れぬ敬意「とても尊敬」

試合後、記者会見に応じたBジェイズのブラディミール・ゲレーロJr. 【写真:小谷真弥】
試合後、記者会見に応じたBジェイズのブラディミール・ゲレーロJr. 【写真:小谷真弥】

3回にポストシーズン7号2ラン、PS球団最多本塁打に

【MLB】Bジェイズ 6ー2 ドジャース(日本時間29日・ロサンゼルス)

 ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手は28日(日本時間29日)、ドジャースとのワールドシリーズ第4戦で逆転2ランを放ち、チームの快勝に貢献した。大谷翔平からアーチをかけ、「すごく嬉しかったですね。あの場面でリードを奪えたことが特に大きかった。あのホームランをきっかけにチームも勢いに乗れた」と自画自賛だった。

 1点を追う3回1死一塁、大谷の甘く入ったスイーパーをバットに乗せた。左中間スタンドへ運ぶポストシーズン7号2ランで試合をひっくり返した。ポストシーズン7号は同一シーズンの球団最多記録。「ただ、ダメージを与えられる球を待っていて、それがゾーンの高めに来たのでしっかり仕留められた」と表情を緩めた。

 ワールドシリーズ前から「大谷vsゲレーロJr.」と注目されている。「これまでも言ってきたように、オオタニのことはとても尊敬しています。僕と彼がシリーズの話題になっているのは分かっているが、いざフィールドに入れば勝負だ。今日はたまたま自分が打ててうれしかったけど、彼は本当に素晴らしいアスリートだ」と目を輝かせていた。

 前夜は延長18回、6時間超えの死闘の末に敗れた。「長い試合で負けたのは悔しいけど、あまりにも疲れてすぐ寝ました。何時に寝たかも分からない」と気持ちの切り替えはできていたようだ。「チームの勝利に貢献できている。それが一番嬉しい。いつもいうように1試合ずつ戦うこと。シリーズはまだ終わっていない。ただ戦い続けるだけだ」と大きくうなずいていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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