“ベイ党一家”の155キロ右腕が掴んだDeNA2位指名 通じた編成部長の祈り「残っていてくれ」
DeNAからドラフト2位指名を受けた東洋大・島田舜也(左)と同3位の東洋大・宮下朝陽【写真:編集部】DeNA2位指名の東洋大・島田「お祝いの言葉をたくさんいただきました」
ドラフト会議から1週間が経った。2位指名を受けた東洋大・島田舜也投手は「地元が横浜で、友達にもベイスターズファンはたくさんいるので、そういった周りの方からお祝いの言葉をたくさんいただきました」と喜びを噛み締めつつ、プロ野球選手になる実感を日に日に感じている。
まさに運命の赤い糸で繋がっていた。神奈川県横浜市出身の右腕は、家族がDeNAのファンクラブに入っているほど筋金入りの“ベイ党一家”に生まれた。自身も小学生時代にはチケットに応募し、頻繁に横浜スタジアムへ。荒波翔のユニホームを身にまとい、声援を送っていたという。
小学校低学年時には地元の野球教室でDeNAの選手から指導を受けたこともある。「小さかったので名前までは把握できていなかったんですけど、すごく優しく接してくれた」と色褪せない記憶として刻まれている。
最速155キロ右腕「将来的にはメジャーリーグを目指している」
夢を叶えた背景には、ポテンシャルの高さがある。185センチ、95キロの体格を誇り、最速155キロの直球にスライダー、カーブ、フォークの精度も高い本格派投手。一方でまだ完成形ではなく伸びしろが多いことも魅力で、将来のエース候補とされる。
長谷川竜也編成部長は「ドラフト1位で選ばれてもおかしくないようなポテンシャルを持ってる選手だと思っていて、2巡目が始まる時に『本当に残っていてくれ』と祈っていた選手なので、縁があって正直うれしいという気持ち」と明かす。さらに「ポテンシャルは本当に間違いないので、それは発揮させてあげれるような環境を僕らがつくらないといけない責任も感じます」と表情を引き締めた。
「1年目はまずプロの環境に慣れること。将来的にはメジャーリーグを目指しているので、ふさわしいプロ野球選手になれることを目指します」と大きな夢を描いた島田。幼少期に声を枯らして見つめたグラウンドに今度は自分が立ち、ファンを喜ばせる。
(町田利衣 / Rie Machida)