フリーマンの覚悟「いつも翔平ではダメ」 不振のド軍打線…滲ませた思い「理解している」

会見で質問に答えるドジャースのフレディ・フリーマン【写真:小谷真弥】
会見で質問に答えるドジャースのフレディ・フリーマン【写真:小谷真弥】

フリーマンが語った胸中

【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間30日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われるブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦に「1番・指名打者」で出場する。試合前にはフレディ・フリーマン内野手が取材に応じ、「いつもショウヘイでは駄目だ」と覚悟をにじませた。

 大谷は第3戦で2本塁打含む4長打を放ち計9度出塁した。一方で他のナインは打撃不振に陥っており、ムーキー・ベッツ内野手が19打数3安打(.158)の0打点、マックス・マンシー内野手は17打数3安打(.176)の1本塁打7三振と苦しんでいる。

 この日、ドジャースは打線にテコ入れ。ベッツを3番、不振だったアンディ・パヘス外野手をスタメンから外した。フリーマンは「中軸を担っていることに誇りを持っている。数人が成功を収めるだけでいい。でも、いつもショウヘイでは駄目だ。私たちも、それを理解している」と語った。

 大谷は第3戦の第5打席以降は勝負してもらえず、4敬遠含む5四球だった。指揮官は「でも(敬遠も)戦略。私だって(相手側だったら)ショウヘイと勝負したくない。監督だったら、他の選手を抑えようとする。今日は彼に対してどう攻めてくるか様子を見よう。ショウヘイが一塁に出塁したら、彼がホームベースを踏めるようにしたい」と語った。

 記者からは「ファンは大谷の打つ姿を期待してチケットを買っている」という声もあった。それでも「彼らも試合に勝とうとしている。野球ってそういうもんだ。最善の策を講じて、試合に勝とうとする。それがショウヘイを飛ばし、彼に対して勝負しないということであれば、彼らはそうしなければいけない」と理解。一方で「ショウヘイが出塁するということだから、ドジャースにとってはいいことだ」と前向きに語った。

(Full-Count編集部)

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