大谷だろうが関係なし「一つの三振」 特別扱いせず…敵軍右腕が明かした心境

ワールドシリーズの新人記録となる1試合12奪三振
【MLB】Bジェイズ 6ー1 ドジャース(日本時間30日・ロサンゼルス)
ブルージェイズのトレイ・イェサベージ投手は29日(日本時間30日)、敵地でのドジャースとのワールドシリーズ第5戦に先発し、7回3安打12奪三振1失点の好投を披露。チームを勝利に導いた。1試合12奪三振は新人のワールドシリーズ新記録だった。
初回に2点の援護をもらうと、その裏は3番ベッツから空振り三振を奪うなど3者凡退。3回にはE・ヘルナンデスにソロを許したが、得意のスプリットが冴え、三振の山を築いた。
3回には大谷との対戦で空振り三振を奪った。急落するスプリットに大谷は崩れ落ち、ヘルメットが脱げた。試合後の右腕は対戦を振り返り、「僕はすべての打者を同じように扱う。このレベル(MLB)だと、全ての打者がダメージを与える力を備えている。単に1つの三振に過ぎないよ」と淡々としていた。
今季マイナーの1Aから昇格し、ワールドシリーズで快投を見せるシンデレラストーリー。「クレイジーな世界だ。クレイジーな世界だよ。ハリウッドではここまで素晴らしい展開にはできなかっただろうね。この舞台の一部になれるなんて、僕はとにかく恵まれているよ」と感慨深げだった。
(Full-Count編集部)