765億円契約でも「バーゲン」 ド軍も止められぬ“大谷ライバル”は「最高の選手」

今PSは打率.415&8HR→WSでも大谷から一発
【MLB】Bジェイズ 6ー1 ドジャース(日本時間30日・ロサンゼルス)
大型契約に相応しい大活躍を見せている。ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手は29日(日本時間30日)、敵地で行われたドジャースとのワールドシリーズ(WS)第5戦の初回にポストシーズン(PS)8号となる一発を叩き込んだ。「5億ドル契約はバーゲン(格安)だった」「本物のスター」と海外ファンも称賛を惜しまない。
シュナイダーの初球先頭打者弾で幕を開けた第5戦、その2球後にゲレーロJr.はスネルの速球を粉砕した。前日には大谷翔平投手から一発を放ち2試合連続。同一PSでの8本塁打は歴代2位タイに浮上した。PS全体では打率.415、8本塁打15打点、OPS1.337の好成績。WSも打率.364、2本塁打、出塁率.500、OPS1.136と圧倒的な数字が並んでいる。
マイナー時代は球界最高の有望株と評された大器は2021年に真価を発揮した。大谷翔平投手(当時エンゼルス)との本塁打王争いを制し、MVP投票では2位。その後も安定した成績を残すと、今季開幕直後に14年総額5億ドル(約765億円)のメガディールを結んだ。
レギュラーシーズンでは156試合で打率.292、23本塁打84打点、OPS.848と一定の成績を残していたが、PSに入ってからの集中力と活躍は目覚ましいものがある。「NYポスト」ノジョン・ヘイマン記者が「“10月の英雄”ブラディミール・ゲレーロ・ジュニアの5億ドル契約は、トロントにとって大勝利だった」と指摘するように、海外ファンも「信じられない」「史上最高の選手」「このPSでゲレーロJr.は5億ドル以上の価値があると証明した」と称賛を送っている。
(Full-Count編集部)