150m弾なのに「もう感動しないよ!」 大谷が凄すぎて…ド軍野手は“感覚麻痺”

フリー打撃を行ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
フリー打撃を行ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ベイツ打撃コーチ「500フィート(約152メートル)かな。とても遠くまで飛ばしたね」

 ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地ロジャースセンターでフリー打撃を行った。28スイングで5連発を含む14本の柵越え。最上5階席への推定150メートル弾もあった。アーロン・ベイツ打撃コーチは「(飛距離は)いつも控え目に計測されるけど、500フィート(約152メートル)かな。とても遠くまで飛ばしたね」と感心しきりだった。

 スイングの軌道を確認するため黒と銀でペイントされたバットを使用。軽くスイングしてもボールはピンポン球のように飛んでいった。ベイツ打撃コーチは「グッド。とても良かったね。彼が『また打ちたい』と言ってきたんだ。スイングはとてもよかったね」と目を細めた。

 左中間付近を守っていたテオスカー・ヘルナンデスは“ヤジ”を入れながらボール拾いをした。テオスカーがダイレクトキャッチした場面では大谷も手をあげて大喜び。大谷の豪快なフリー打撃について、テオスカーは「もう感動しないよ! 全員にとって普通になってしまった。彼にとっても普通のことだよ。明日は必ず打ってくれるよ」と期待を込めた。

 前日29日(同30日)の第5戦では2試合連続無安打に終わったが、ベイツ打撃コーチは「右翼手のダイビングキャッチもあった。状態はグレートだと思う。昨日の内容は良かった。強い打球が2つあったけど、いいプレーをされた。大丈夫だ」。崖っぷちのチームへ明るさをもたらす豪快フリーとなった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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