山本由伸「プレッシャーあった」 ド軍救う6回1点粘投「次につなぐことができた」

第2戦は9回1失点完投、第6戦は6回5安打1失点
【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)
ドジャース・山本由伸投手が31日(日本時間11月1日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に先発登板。6回5安打1失点の好投でシリーズ2勝利目を挙げた。「次につなぐことができた」と笑顔を見せた。
初回は1死から失策でピンチを背負うも、ゲレーロJr.を三併殺に仕留めてピンチを脱出した。味方が先制した直後の3回にはスプリンガーに適時打を浴びたが、以降はピンチを脱し、スコアボードにゼロを並べた。6回1死からは左翼スタンドからファンが乱入するハプニングも起こったが、2死一、二塁のピンチでバーショから空振り三振を奪った。
山本は25日(同26日)のワールドシリーズ第2戦で9回1失点完投勝利をマーク。ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に続いて、ポストシーズンでの2試合連続完投は2001年のカート・シリング以来、24年ぶりの快挙だった。さすがに3試合連続完投とはならなかったが、十分にエースの役割を果たした。
その後、ロブレスキーが7回を無失点。8回からは佐々木朗希投手が登板した。佐々木は9回も続投したがピンチを招くと、グラスノーが登場。E・ヘルナンデスの好守もあって窮地を凌ぎ、ドジャースは3勝3敗のタイに戻した。
試合後にNHKのインタビューに登場した山本は「立ち上がりからうまくいったのと、ランナーをためながらのピッチングになるイニングが多かったですけど、なんとか低め低め低めに投げられたので良かったです」と安堵の表情を見せた。「1点は取られましたけど、リードを守って投げられて、勝ち切れて良かった」ですと話した。
負ければ終わりの一戦。「プレッシャーはありましたけど、いい結果になることを願って。全力で投げました。本当によくやれたかな」と表情を緩めた。いよいよ明日の第7戦は最終戦。日本ファンの応援にも感謝を届けた。
(Full-Count編集部)