ド軍キケ、相手投手陣の行動に感謝「敬意を表すよ」 三振直後に「?」…帽子に抱いた“疑問”

試合前に練習を行うドジャースのエンリケ・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】
試合前に練習を行うドジャースのエンリケ・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】

ワールドシリーズ第7戦前に会見

【MLB】Bジェイズ ー ドジャース(日本時間2日・トロント)

 ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス内野手は1日(日本時間2日)、敵地でのブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦前に会見を行った。前日の第6戦で気付いた相手選手の“行動”について「感謝している」と、思いを明かした。

 ワールドシリーズでは、ブルペンを支えてきた左腕ベシアが「家庭の深刻な事情」によりチームを離れた。ドジャースの投手たちは帽子の横に「51」と書いて試合に臨んでいた。

 その行動は、相手選手にも広がった。10月31日(同11月1日)の第6戦では、ブルージェイズの投手も帽子に「51」と記入し、マウンドにあがっていた。

 E・ヘルナンデスは「実はバシットに三振を取られるまで気づいてなかったんだ。三振を取られた後、リプレイを見ようとスコアボードを見上げた時に、彼の帽子に51が書かれているのを見た。三振したことに怒ったりする代わりに、ダグアウトに戻る際『バシットってベシアと一緒にプレーしたことがあったっけ?』なんて考えていた。その後、試合が終わってから、みんなが同じように51をつけていたのを見たんだ」と話した。

 ベシアが離脱している理由の詳細については明らかにされていないが、E・ヘルナンデスは「彼らがそれをしてくれたことは、素晴らしいこと。彼らはワールドシリーズで勝とうとしている最中だが、それでも『人生は野球よりも大きなもの』ということを理解している。彼らに敬意を表すよ。そして、僕らが彼らに感謝しているとことを、(ブルージェイズの選手たちに)知ってもらいたい。今夜の結果がどうであれ、僕たちは彼らの行動に感謝している」とコメントした。

(Full-Count編集部)

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