ヤクルト、村上宗隆のポスティング申請を発表 MLB30球団へ通知…“最年少3冠王”が米挑戦へ

交渉期限は日本時間12月23日午前7時
ヤクルトは8日、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す村上宗隆内野手について移籍交渉の手続きを申請し、7日(日本時間8日)に全MLB球団宛てに通知されたと発表した。
九州学院高から2017年ドラフト1位で入団した村上は、2022年に王貞治氏の記録を抜く日本選手シーズン最多の56本塁打を放った。打率.318、134打点と合わせて史上最年少3冠王に輝いた。今季は度重なる故障で56試合の出場にとどまったが22本塁打とアーチを量産した。NPB通算892試合で打率.270、246本塁打、647打点。2020年には五輪で金メダル、2023年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一と国際試合でも力を発揮した。
交渉期間は米東部時間8日午前8時(同午後10時)から12月22日午後5時(同23日午前7時)までで、譲渡金を支払う意思を持つ全ての球団と交渉できる。契約が成立すれば、契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる。
米国内でもすでに注目。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「ムネタカ・ムラカミの契約は2億ドル(約308億円)を超える」との予想を報じた。
村上は2024年12月の契約更改後の会見で「来シーズンは日本でやる最後のシーズンになると思います」「昨年(2023年)はこのオフに行けるか行けないかのところだったので、僕自身も行きたい思いが強かった。いざこうなって、来年行けることは確実なのでその時の思いとは違います」などとメジャーへの強い思いを語っていた。
(Full-Count編集部)