由伸ユニが「オオタニよりも売れている」 巨大広告もLAに誕生…一躍“時の人”に

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

2年連続の世界一に盛り上がるロサンゼルス

 2025年のメジャーリーグは、ドジャースの2年連続の世界一で幕を閉じた。頂点を決めるワールドシリーズでは、山本由伸投手がシリーズ3勝でMVPを受賞し、脚光を浴びた。ロサンゼルス市内には山本の巨大ポスターが掲示されるなど、一躍“英雄”となっている。

 歓喜から1週間、ドジャースタジアムには試合がないのにも関わらず、連日多くのファンの姿がある。球場内のグッズショップは、試合のない日でもオープン。世界一を記念したグッズが多く並んでおり、9日(日本時間10日)の午後2時頃には、店内には30人ほどのファンがアイテムを求めて来店。人が帰っては別の客が来店し、繁盛していた。

 世界一を記念したキャップが多く売れる中、“山本グッズ”も好調だという。ショップの店員は「シーズンが終わってからは、ユニホームはオオタニよりもヤマモトの方が売れている感じがあるね」と話す。

 ロサンゼルスのブロードウェイには、山本が契約するナイキの巨大広告が掲示された。雄叫びをあげる山本の姿に「BACK 2 BACK」と2年連続の世界一を示すペイントが施され、ワールドシリーズでの興奮を呼び起すような1枚となった。

 昨年は大谷が「50-50」を達成し、リトルトーキョーのホテルには大きな壁画が描かれ観光名所となった。今年は山本が球界で“時の人”に。2年連続で、日本人がロサンゼルスを盛り上げている。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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