西武戦力外の渡部健人が特大弾　ハム・石川直也からいきなり…解説者驚愕「軽打して」

2020年ドラフト1位で桐蔭横浜大から入団

　2025年度の合同トライアウト「エイブル トライアウト2025〜挑め、その先へ〜」が12日、マツダスタジアムで行われた。西武を戦力外となった渡部健人内野手が第1打席で本塁打を放った。

　渡部は第1打席で今季は日本ハムでプレーした石川直也投手と対戦。2球で追い込まれたが、5球目を捉えると、打球は左翼席上部の壁にぶち当たった。球場はどよめきに包まれた。

　打った瞬間に本塁打と分かる特大のアーチ。中継で解説を務めた元ヤクルトで、社会人野球チームのマルハン北日本カンパニー（宮城県）の監督を務める館山昌平氏も「軽打してあの打球ですからね」と驚きを隠せなかった。

　渡部は桐蔭横浜大から2020年ドラフト1位で入団。1軍では3年目の2023年に57試合の出場が自己最多で同年は打率.214、6本塁打、25打点。2024年はわずか11試合にとどまり、今季は1軍から声がかかることはなく、オフに戦力外通告を受けていた。