ド軍のパレード中に届いた感動の光景 並んだ「51」…ファンの気遣いが「心に響いた」

同僚の左腕もポッドキャスト番組で言及
歓喜のパレードの光景に「51」のボードが並んでいた。ドジャースが3日(日本時間4日)に地元ロサンゼルスで開いた優勝パレードでは、多くの観衆が沿道を埋め尽くす中、ワールドシリーズの途中に長女の訃報があったアレックス・ベシア投手を気遣うファンの姿が見られた。
ポストシーズンでも力投していたベシアはワールドシリーズ直前の10月23日(同24日)に「深刻で個人的な家族の問題」のためチームから離脱。パレード終了後の7日(同8日)に、生まれたばかりの長女が10月26日に死去していたことをインスタグラムで公表した。
そんな中、パレードを見守る観衆には、ベシアのユニホームや背番号「51」のボードを掲げる姿が見られた。米ポッドキャスト「Baseball Isn’t Boring」に出演した同僚のアンソニー・バンダ投手も、この件に言及した。
昨年とパレードの違いを問われたバンダは、やはり連覇できたことに「とても特別なことだった」と回顧。さらにベシアの件について触れ「僕はバスを降りてあのボードをつかみたかったんだ。あれを見た時のことを覚えているよ」と語った。
観衆が掲げた「みんな51のためにやった」というボードには「あれは本当に心に響いたね。なぜなら、僕はあの男のことをすごく気に入っているから。彼らはアメージングな人たちなんだ。あのパレードについて、あれは僕の中でずっと残り続けるんだ」とコメント。歓喜の場面でファンが見せた敬意に感謝を示していた。