大谷翔平の“果てしなき野望” 伝えた13文字…ド軍CEOが激白「不可能と思わない」

セレモニーのV3宣言、実はV10への野望の一部だった
発した強気の一言は、連覇直後の瞬間から伏線があった。3日(日本時間4日)に行われたドジャースの優勝パレードとセレモニーでは、大谷翔平投手が発した「来年もう一つのリングを手にする準備はできている」という言葉が話題を集めた。だが、ドジャースのスタン・カステンCEOは、ワールドシリーズ第7戦を制した直後、大谷の口から既に“名言”が出ていたことを明かしている。
大谷はセレモニーでは「I’m ready to get another ring next year. Let’s go!(来年もう一つのリングを手にする準備はできている。レッツゴー!)」と英語によるスピーチを披露した。それに先立つパレードでも地元メディアのインタビューに「3回目に向けて切り替えているので」と答えており、歓喜の中で早くも来季の戦いを見据えていたことが注目を浴びていた。
一方、ワールドシリーズ第7戦勝利後のシャンパンファイトの時点で、大谷は3連覇を遥かに上回る“野望”を口にしていた。ポッドキャスト番組「Starkville」の中で、カステンCEOが明かしている。
大谷は昨年のワールドシリーズ制覇に直後にも、大谷は「あと9回だ」と“10連覇”を宣言していた。スタンCEOは「そして今年も、試合が終わるやいなや、彼が最初に口にしたのは『あと8回だ(eight more to go)』という言葉だった」と激白。続けて「彼はそのこと(連覇)にこだわっていて、それに向かって努力を続けている。私も、それが不可能だとは思っていない」と語り、10連覇も大谷のいるチームならば達成可能だと口にした。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は大谷について「ドジャースが2年連続でタイトルを獲得するために、間違いなく自らの役割を果たした。彼のOPS1.278は、ブルージェイズとの7試合のシリーズでドジャースをリードした。投手として2試合に先発し、7試合すべてでリードオフを務め、3本塁打を放った」と絶賛。「自分とドジャースが2026年にふさわしいパフォーマンスをどう再現するかに照準を合わせている」と指摘した。
大谷は2023年オフ、ドジャースへの入団で10年7億ドル(1083億円)の契約を結んだ。全ての年で優勝しようという果てしなき野望も、大谷ならば実現できてしまうのではと感じさせる2年間だった。「eight more to go」の13文字に込められた思いに向かって、来季も全力で突っ走ることになる。
(Full-Count編集部)