名門封じた21歳左腕に騒然「想像以上に化け物」 繰り広げられる“争奪戦”「ドラ1間違いなし」

立命館大・有馬が、明治打線を相手に無失点投球
第56回明治神宮野球大会は16日、神宮球場で大学生の部2回戦が行われ、第1試合では延長タイブレークの末、立命館大が7-2で明治大に勝利した。強豪校同士の熱戦で“主役”を奪ったのは立命館大の3年生左腕、有馬伽久投手。2番手で登板し、6回2/3を無失点に抑えた21歳に「良い投手だな」「想像以上に化け物」とファンも注目している。
4回途中、1死一、三塁とピンチを迎えた場面で有馬がマウンドにあがった。犠飛で1点を許したが、後続を遊ゴロに抑えて最少失点で切り抜けると、5回以降はテンポのいい投球でスコアボードに“ゼロ”を並べた。7回にはバットでも貢献。1死二、三塁の場面で高いバウンドの三ゴロを放ち、同点の走者を返した。10回に打線が5点を奪って勝ち越すと、その裏も3者凡退に抑え、明治打線を圧倒した。
14日の東農大北海道オホーツク戦では6回から登板し、パーフェクト&10者連続奪三振をマーク。関大・山口高志氏の大会記録「8」を上回る連続三振数を記録し、その名を歴史に刻んだ。この日も西武からドラフト1位指名を受けた小島大河捕手(4年)から三振を奪うなど、6奪三振を記録。2試合連続の好投でここまで無失点と圧倒的な存在感を放っている。
逸材左腕の躍動にSNSでは「有馬くんえっっっぐい」「ナイスピッチングすぎる」「流れ呼び込んだ」と称賛の言葉が並ぶ一方、12球団のファンによる“争奪戦”も発生。「もう今からでも1位公言しても良さそう」「競合ドラ1間違いなし」「北海道へ連れて帰れない?」「来年中日にぜひとも」とコメントが寄せられていた。
有馬は愛工大名電から立命館大に進学。今年は大学日本代表にも選出され、米国相手にも力投を見せた。明治神宮野球大会で続く快投にファンの注目も日に日に高まっている。
(Full-Count編集部)