1週間でついに1号も…厳しすぎるトライアウトの現実 昨季はたった3人、迫られる決断

ソフトバンクを戦力外になった川原田
巨人は18日、ソフトバンクを戦力外となった川原田純平内野手と来季の育成選手契約を結んだと発表した。12日にマツダスタジアムで行われた「エイブル トライアウト2025~挑め、その先へ~」に参加した38人の中で、移籍第1号となった。
川原田は青森山田高から2020年ドラフト4位でソフトバンクに入団。1軍では2022年に1試合、2023年に2試合に出場したものの無安打。2024年オフに戦力外となって育成で再契約を結ぶが、今季は2軍でも1試合の出場の終わり、オフに2年連続の戦力外通告を受けた。
トライアウトでは3打数1安打4四死球、1盗塁をマーク。持ち味の守備でも軽快な動きを見せ、巨人から育成契約を勝ち取った。背番号は「067」に決まった。
トライアウトはここ数年、狭き門となっている。昨年は参加した45人のうち新天地が決まったのは3人で、全員が育成契約だった。今年は2020年ドラフト1位で西武に入団した渡部健人内野手、通算940安打を誇る松山竜平外野手、2019年パ・リーグ新人王の高橋礼投手らが参加した。
23歳に訪れた吉報にSNSでは「おや、川原田くん良かったねー」「応援しなくては!」「1軍の戦力になってほしい」「ケガがちゃんと治っているなら役には立つはず」「結構いい補強じゃね? 守備は間違いなさそうやし」「守備はすでに1級品です」などと応援の声が集まっていた。
(Full-Count編集部)