間近で見続けた大谷翔平「想像できないことまで」 指揮官も唖然…最大の敬意「本当に特別」

MVPの大谷へテキストメッセージ「おめでとう。本当に誇りに思う」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が19日、都内で行われた木下グループのCM制作発表会に登場。3年連続4度目となるシーズンMVPに輝いた大谷翔平投手のシーズンを振り返り、改めて賛辞の言葉を並べた。
2023年オフにドジャースに加入し、ロバーツ監督との“共闘”も2年目のシーズンを終えた。チームは2年連続の世界一に輝き、大谷もドジャースのユニホームを着て2年連続でMVPを受賞。今季は二刀流復活も果たし、驚異的なパフォーマンスにロバーツ監督も衝撃を受けた。
指揮官は13日(日本時間14日)に発表された大谷のシーズンMVPについて「とてつもない1年だった。彼が投打両方をこなすことができて、私としても興奮していた」と振り返った。「アワードでMVPを受賞した後に、彼にテキストメッセージを送って『おめでとう。誇りに思っているよ』と伝えた。来年も彼がMVPを獲って、(チームも)世界一に再びなることを期待しているよ」とほほ笑んだ。
ファンはもちろん、間近で見届けたロバーツ監督も、大谷の活躍に驚いている。「ショウヘイは本当に特別な選手、私は、彼に限度を設けたいとは思わない。なぜなら、彼はいつもそれを超えていくから。彼は史上最も素晴らしい選手で、全てが揃った完全な選手だと思う。彼にまたMVPを獲ることを期待している。彼は人々が想像できないことまでやってしまう。ドジャースタジアムで場外HRを打ったり。毎試合ショウヘイは特別な活躍をしているように思える」と称賛しきりだった。
4度のMVPに輝いたのはMLBの歴史を見ても2人だけ。回数で上に立つのはバリー・ボンズ(7回)だけとなった。来季はシーズン開幕から二刀流としてのプレーが見込まれる。大谷はまた、周囲の想像を超える成績を残すのか。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)