大谷翔平を「初めて好きに」　敵ファン赤っ恥…“想定外”の振る舞いに米喝采

「2025年ピッチング・ニンジャ・野次へのベストリアクション賞」

　2025年を彩る名場面だった。ドジャース・大谷翔平投手は今季、打者として自己最多55本塁打を放っただけでなく、投手としても復活。二刀流の活躍で自身4度目のMVPに選ばれた。オフには米識者による“特別表彰”に選出されると、「これで初めて彼のことを好きになったよ」などと米ファンも納得の表情を見せた。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は18日（日本時間19日）、自身のSNSにて「2025年ピッチング・ニンジャ・野次へのベストリアクション賞」を発表。8月24日（同25日）の敵地パドレス戦で45号を放った大谷を“大賞”に選出した。

　大谷は45号の直前、ネクストバッターズサークル付近で準備しているとパドレスファンの男性と何やら会話する場面があった。その後に見事な一発。ダイヤモンドを一周後、ベンチに戻る直前に男性ファンとハイタッチ。デーブ・ロバーツ監督も大爆笑する一幕が話題を呼んだ。

　実はこの男性は試合中、大谷を中心に酷く汚い野次を飛ばしており、ロバーツ監督も「とてもイライラした。試合中ずっと私の右耳に（野次が）入ってきていた」と話していたほど。その相手に見事な“倍返し”を果たし、男性ファンも参ったよといった表情を浮かべていた。

　大谷が“納得の受賞”となると、米ファンも「またの名を“最も健全なリベンジ賞”と呼んでもいい」「試合中ずっとヤジを飛ばしていた相手チームのファンを、“ダップ”してあげた途端に大興奮させてしまうリーグで唯一の男だ」「オオタニは相手チームのファンをドジャースファンに変えてしまうのが本当にうまい」「ハハハ、ショウヘイ・オオタニは本当にすでに伝説だよ」と喝采していた。

（Full-Count編集部）