16勝から3年…Bジェイズ元エースの止まらぬ転落 格安年俸でも“クビ”「いったい何が」

2022年にサイ・ヤング賞3位…今季はTJ手術で全休
メジャーリーグは21日(日本時間22日)、40人ロースターで年俸調停の権利を持つ選手に来季契約の意思を示す期限を迎え、計66選手がノンテンダーFAとなった。2022年にサイ・ヤング賞投票3位に入ったブレーブスのアレク・マノア投手もその一人。「いったい何が起こってる」「クレイジー」と米ファンも“凋落”に驚いている。
2019年ドラフト1巡目(全体19位)でブルージェイズに入団した右腕はすぐに頭角を現し、2021年にメジャーデビューした。20先発で9勝2敗、防御率3.22の成績を残すと、2022年はリーグ3位の16勝&防御率2.24とエースとして台頭。オールスター選出に加え、サイ・ヤング賞投票でも3位に入るなど、大ブレイクした。
しかし、2023年は3勝9敗、防御率5.87と大不振に陥った。さらに2024年は6月にトミー・ジョン手術を受けて離脱。今季7月にマイナーから実戦復帰したが、メジャーに昇格することなく9月末に40人枠から外れるDFAとなり、ブレーブスに移籍した。結局、新天地では一度も登板することなくチームを去ることになった。
来季年俸は220万ドル(約3億4500万円)と見込まれており、かなり“格安”と言える。それでもブレーブスは手放す決断をしたわけだ。カナダのエースの転落に「彼がCY賞投票3位に入ったのって、3年くらい前なんだよね。マジで何があったの?」「もう終わったのか」「彼はもういなくなった」「トロントに戻ってこい」などと失意を隠せない。果たして、新天地でかつての姿を取り戻せるだろうか。
(Full-Count編集部)