今井達也は山本由伸に「かなり近い水準」 消えた懸念…米記者が推測した“本当の価値”

メジャー挑戦の今井達也は「素晴らしいアスリート」…米記者報道
西武からポスティングシステムを利用して、メジャー移籍を目指す今井達也投手の評価はどうなっているのか。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者、ケイティ・ウー記者、パトリック・ムーニー記者らは「スカウトたちは、FA市場のトップにいる先発投手たちをどのようにランク付けしているか」と報じている。
同記事によれば「先発投手のFA市場のトップ層にはそれほど大きな差はない。今オフは“メガスター”が不在で、複数のスカウトが欠点のあるグループと評しており、そのためいくつかの球団はより積極的にトレード市場での解決策を探るようになっている。それでも、FAで獲得可能な先発投手たちは、少なくともローテーションを牽引する助けには十分なるだろう」と今季の市場事情が説明されている。
フランバー・バルデス、今井、ディラン・シース、レンジャー・スアレスがFA市場の先発投手のトップと見られているが、今回は「ジ・アスレチック」が10人のプロスカウトに対し、この4投手をランク付けするよう依頼したという。
1位には4ポイント、2位には3ポイント、3位に2ポイント、4位に1ポイントを与えると、今井は22ポイントを獲得して3位にランクインした。同記事では「身長5フィート10インチ(約178センチ)の右腕、ヨシノブ・ヤマモトがメジャーリーグで圧倒的な活躍を見せたことを受けて、複数のスカウトが、投手が十分な運動能力と強力な球種を持っていれば、もはや体格について懸念を抱かないと語った」と明かされている。
スカウトたちによると、27歳の右腕で身長5フィート11インチ(約180センチ)とされる今井は、それらの条件を満たしているという。同記事では「体格的に特別恵まれているタイプではないが、素晴らしいアスリートだ」と、今井を日本で何度も視察したナ・リーグのスカウトのコメントを掲載。「ヤマモトほどの球質はないと思うが、かなり近い水準にはいる」と評価は高い。
また、フィールディングや牽制などといった投球以外の技術もきちんとこなせると、スカウトたちは評価しているという。ただ、スカウトたちの中では「イマイはヤマモトのような超一級品のボールを持っているわけではなく、日本でヤマモトのように打者を圧倒していたわけでもない」という点で意見が一致している様子。最終的な評価はどうなるのか、注目が集まっている。
(Full-Count編集部)