“たった73位”でも…大谷翔平が「史上最高」 理解できない奇跡の夜、米感動「特にクレイジー」

MLB公式の「Top Plays of 2025」
順位以上にインパクトは絶大だった。MLBは連日公式X(旧ツイッター)にて「Top Plays of 2025」を発表している。23日(日本時間24日)には71~80位が公開され、73位にドジャース・大谷翔平投手が二刀流で光り輝いた試合がランクインした。「もはや人間じゃない」「史上最高の選手」と米ファンも称賛している。
73位に入ったのは、9月16日(同17日)の本拠地フィリーズ戦で50号を放ったシーンだった。4-6で迎えた8回の第4打席。ロバートソンの2球目を完璧に捉え、打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)、角度37度の一発を右翼席に運んだ。もっとも、この試合で凄かったのは打撃だけではない。
ポストシーズン前哨戦と目された強豪相手に大谷はピッチャーとしても先発。本塁打王を争っていたカイル・シュワーバー外野手を完璧に封じ込めるなど、5回無安打無失点の圧倒的ピッチングを披露していた。2シーズン連続の50本塁打到達は史上6人目の偉業となった。
今年6月に投手として復帰を果たし、投打の両輪がフル稼働した“奇跡の夜”。米ファンも「どうしてこの男を止めることができるのか」「オオタニはここ数年だけでも信じられない瞬間が多すぎて、これは結構忘れられそうだけど、マジでクレイジーだった」「投げればエース、打てばシルバースラッガー!」などと称賛の声が送られている。
ちなみに、大谷は前日のランキングでも85位に選出された。4月2日(同3日)、本拠地・ブレーブス戦で大谷が放った自身2度目のサヨナラ本塁打。球団記録を更新する開幕8連勝をもたらし、「デコルテポーズ」が飛び出した印象的なシーンだった。