大谷翔平はなぜ家族財団を設立した? LAメディアが見た“タイミング”「自然な一歩」

過去にも様々な社会貢献活動…ロサンゼルスの山火事でも寄付
ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、ファミリー財団「SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION」を設立したことをインスタグラムで発表した。LAメディアは発表の“タイミング”に注目。「より具体的な目標へ向けていく“次のステップ”に見える」と評価している。
大谷はこの日、自身と真美子夫人、長女、愛犬デコピンと思われる財団のロゴに加え、公式ホームページをストーリーズ機能にアップ。理念には「私たちの使命は、子どもたちが運動を続け、健やかに生きることを後押しする取り組みに資金を提供することで、より健康で幸せなコミュニティをつくることです。あわせて、救助・保護・ケアを必要とする動物たちを守り支えるプログラムも支援します」と掲げた。
ドジャース専門メディア「ドジャース・ビート」は23日(同24日)に財団についての分析記事を掲載。「野球界の天才少年から、夫となり父となり、球団の顔へと成長してきた大谷にとって、ごく自然な一歩に感じられる」と驚きはしなかったようだ。そして、「この新しい財団設立のタイミングはしっくりくる」としている。
「オオタニは今30代前半。ロサンゼルスに落ち着き、長期契約と若い家族を得た。そしてこれまでも彼は惜しみなさの片鱗は何度も見えていた」と同メディア。大谷は過去に本塁打競争の賞金を球団スタッフに寄付したり、日本の全小学校にグラブ6万個を寄贈したことも。能登半島地震やロサンゼルス山火事の被災者への寄付を行ったこともあった。今回の財団を通じ、「そうしたエネルギーを体系化し、より具体的な目標へ向けていく“次のステップ”に見える」と期待を寄せている。
もちろん、現時点で明らかになっているのはロゴと理念だけ。今後の展開についてはまだ未知数なものの、「将来的には青少年スポーツ、健康増進、あるいは球場で行われるペット関連チャリティーナイトの企画など、ドジャースの既存活動と連携する可能性がある。今のところは推測に過ぎないが、掲げる使命は間違いなく球団が既に行っている地域活動と相性がいい」とした。
(Full-Count編集部)