阪神がMVP投票も“ジャック” 1位はサトテル…驚異の「14/20」、ペナント独走も納得

2位・石井大智、3位・村上頌樹…阪神勢が“ジャック”
「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」が26日、東京都内で開催され、阪神・佐藤輝明外野手が自身初となるセ・リーグの最優秀選手賞(MVP)を受賞した。今季ペナントを独走で制した阪神は6位まで“独占”した。
佐藤輝は5年目の今季に覚醒。1985年の掛布雅之氏以来となる、生え抜き選手では39年ぶりの40本塁打を放った。102打点も合わせての2冠。「40本塁打&100打点」は1949年の藤村富美男(46本塁打、142打点)、1985年の掛布(40本塁打、108打点)に次ぐ3人目の快挙だった。投票数277のうち1位票を「244」集めての“圧勝”となった。
2位には、50試合連続無失点を記録するなど1勝9セーブ、36ホールドの防御率0.17とブルペンで獅子奮迅の活躍を見せた石井大智投手が入った。1位票は「21」。リーグトップタイ14勝、単独トップ勝率.788、144奪三振の“3冠”に輝いた村上頌樹投手が3位。1位票は5だったが、2位・3位票は石井より多く、総ポイント数406。石井とは8点差と僅差だった。
佐藤輝と3・4番コンビを組んだ森下翔太外野手が4位、リーグトップの防御率1.55をマークした才木浩人投手が5位。6位には投手陣を好リードし、出塁率.357と打撃面でも成長した坂本誠志郎捕手が入った。
7位になって初めて“阪神以外”の選手がランクイン。村上と最多勝利のタイトルを分け合ったDeNA・東克樹投手が入った。そして8位には及川雅貴投手、9位に大山悠輔内野手が選ばれている。ポイントが入った計20選手のうち、阪神勢は計14人。アワードでもタイガース旋風が巻き起こった。
(Full-Count編集部)