大谷出場で大混乱…WBCに勃発した“問題”「本当にやめて」　SNSで非難轟々「最悪」

55万円で転売も「本当にやめて」

　ドジャースの大谷翔平投手が11月24日（日本時間25日）にワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への出場を表明し、東京で行われる1次ラウンドのチケット市場に大きな反応が出た。リセールサイトでは定価を大幅に上回る高額転売が相次ぎ、「えー　高すぎる」といった声が上がる事態となっている。

　大谷が出場表明した直後の11月28日のMastercard会員限定の先行抽選販売では、開始から数分で1時間以上待ちとなる異例の混雑が起きていた。そんな中、大手リセールサイトでは定価7000円の外野指定席が15万円、定価3万4000円の指定席SSSが55万円に設定されるケースも確認されるなど、通常では考えられない価格が並んだ。人気カードを巡る需要の高さが、そのまま転売市場で極端な形になって表れているといえる。

　WBC公式サイトには「主催者の同意なく、本券を有償で譲渡することは禁止します。有償譲渡されたチケットでの入場はお断りすることがあります」と明記されており、本来は不正転売を前提としない運用が求められている。だが、販売開始前から予測された混乱は、出場表明のタイミングが重なったことでさらに加速。需要と供給のアンバランスが鮮明になり、正規価格との乖離だけが際立つ状況となった。

　SNS上でも、異常ともいえる価格設定に不安や不満が相次いだ。「結局当日空席ばっかになりそう最悪」「転売目的とか本当にやめて欲しい」といったコメントが寄せられ、高額転売が観戦機会を奪う可能性を懸念する声が広がっている。大会を前に、ファンの間ではチケット流通を巡る問題が依然として大きな関心事となっている。

（Full-Count編集部）