フリーマン、地元カナダで「出て行け!」コール 子どもたちから辛辣…コミカルな退散劇

自身のSNSでコミカルな動画を公開
カナダにルーツを持つドジャースのフレディ・フリーマン内野手が、子どもたちからまさかのブーイングを受けてしまった。トロントの小児病院を慰問したところ、今年のワールドシリーズの因縁から「帰れ! お調子者!」「おまえが全部台無しにしたんだ!」などと罵られる動画が、自らのSNSなどで公開された。
フリーマンは米国出身だが、両親がカナダ出身のため2017年と2023年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にカナダ代表として出場したこともある。今年はメジャーリーグで唯一、カナダに本拠地を置くブルージェイズとワールドシリーズで対戦することになり、決戦前には特別な思いを口にしていた。
このほどフリーマンは、トロントの小児病院を訪問。自身のインスタグラムでも病院を運営する「シックキッズ財団」を紹介し、フォロワーに「可能な方は、12月24日までにご寄付ください」と協力を呼びかけた。
だが、一緒に投稿した動画は一転してコミカルな内容に。フリーマンが病院を訪問して「やあ、みんな!」と呼びかけるも、子どもたち全員が無視。さらに「なんて負け犬だ!」「お前が誰だかなんて、当然わかってるさ」「ここに来るなんてどういう神経してんの?」と容赦のない罵声を浴びせられた。
フリーマンは困惑した様子で「ここを訪問したかったのは、とてもうれしくて、誇りに思っているからで……」と取り繕ったが、子どもたちはぬいぐるみを投げつけて「出て行け!」とブーイング。さらに「レッツゴー・ブルージェイズ! レッツゴー・ブルージェイズ!」のチャントが始まると、フリーマンは退散するしかなかった。
もちろん、これは募金をPRする動画のための演技で、グラウンド上とは異なるコミカルな姿を披露した。フリーマンは2月にもオレンジ・カウンティ子ども病院に100万ドル(約1億5300万円)を寄付したことが報じられている。