藤浪晋太郎が語る阪神との“差” 古巣に最速V献上も…「本当にちょっとしたこと」

年俸8000万円で契約更改「スタートダッシュが切れるのは大事かなと思います」
DeNAの藤浪晋太郎投手が8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季年俸8000万円でサインした。今季は7月からの加入で年俸5000万円だった。藤浪は「ご想像にお任せします」と話すにとどめた。(金額は推定)
今季は古巣・阪神がぶっちぎりでリーグ優勝。2リーグ制となった1950年以降では最も早く、2位のDeNAとは13ゲーム差が開いた。阪神との差を埋めるには――。2022年まで10年間所属した31歳は、こう語った。
「勢いの面もあるでしょうし、今季序盤からチームにいなかったので、どういう雰囲気で前半やっていたのか自分は知らなかったんですけど、前半例えば何連勝とかゲーム差が開けばそれはそれで変わると思いますし、見ていて全然優勝できないとかゲーム差がこれだけ開くようなチームじゃないと思う。ちょっとした勢いだとか、本当にちょっとしたこと、流れだとか、そういうことなのかなと思います。」
DeNAは3・4月で10勝13敗2分と開幕ダッシュに失敗。6月は8勝14敗と負け越した。9月は16勝6敗と大きく勝ち越しただけに、前半戦の苦戦はもったいなかった。「現状もうブルペンに入っているので、2月1日にゆるっと入ってキャンプ途中にブルペンに入ってという立場でもないと思っていますし、1月もしっかりブルペンに入っていきます」。藤浪自身も開幕ダッシュに照準を絞っていく。
阪神で同僚だった馬場皐輔投手が、巨人を戦力外となり育成で加入した。チームには岩田将貴投手、浜地真澄投手も在籍しており「(元阪神勢は)自分を含めて4人になる。走塁アナリストの田上さんもいらっしゃいますし。知った人がいるのは話もしやすいですしいろいろ盛り上がるかと思うので、元阪神だからというくくりはないですけど、全員しっかり活躍してチームに貢献できればいいなと思っています」。来季は猛虎を黙らせる。
(Full-Count編集部)