“大谷ライバル”の失われる居場所 1年前に3冠王争いも…296発男の険しい再契約の道

ブレーブスからFAとなったマルセル・オズナ【写真:ロイター】
ブレーブスからFAとなったマルセル・オズナ【写真:ロイター】

ブレーブス編成トップがDH併用プランを示唆

 ブレーブスからFAとなったマルセル・オズナ外野手が野球人生の岐路に立たされている。ブレーブスのアレックス・アンソポロス編成本部長は来季の指名打者についての起用方針に言及。特定の選手に固定せず、複数選手を併用することを示唆した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。

 マーリンズ時代の2017年にゴールドグラブ賞受賞も今は昔。オズナが守備に就いたのは2023年の2試合が最後。ここ2シーズンは全てDHでの出場だった。さらに、今季はショーン・マーフィーと新人王ドレイク・ボールドウィンの両捕手を打線に組み込むオーダーを模索。2024年に全試合出場したが、今季はDH137試合、代打8試合と出場機会を減らしていた。

 地区4位に終わったチームはシーズン序盤から低迷。2024年に打率.302、39本塁打、104打点と好成績を残し、ドジャース・大谷翔平投手と3冠王争いを演じた35歳は、7月末にトレード放出される噂も絶えなかった。

 来季は新人王のボールドウィンが打線の中軸を担い、マーフィーは正捕手として期待される。通算296本塁打、3度のオールスター戦選出を誇るベテランの再契約の道は厳しそうだ。

(Full-Count編集部)

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