“世界最速”チャップマン、WBC英国代表入りか 海外記者報道…祖父母の国籍ルールにより

フランシス・ロメロ記者がXで報道
レッドソックスのアロルディス・チャップマン投手がWBC英国代表予備ロースターに入ったと、全米野球記者協会のフランシス・ロメロ記者が8日(日本時間9日)に自身のX(旧ツイッター)で報じた。かつてはキューバ代表として野球日本代表の前に立ちはだかった左腕の今後に注目が集まる。
チャップマンは世界最速105.8マイル(約170.3キロ)を誇る剛腕。37歳の今季は67登板で5勝3敗32セーブ、防御率1.17と驚異的な活躍を見せ、自身8度目のオールスターに選ばれた。フォーシームは平均98.4マイル(約158.3キロ)と一切の衰えの兆しもない。
ロメロ記者によると、書類や手続き関係がまだ残っているものの、レッドソックスから許可が下りれば、大会に参加する方向で計画が進んでいるとのこと。
キューバ生まれのチャップマンは第2回WBCに同国代表としてプレー。その後、亡命してアンドラ公国を経由してメジャーに移籍した。米国の市民権を有しており、米国代表として資格も持っている他、チャップマンの父方の祖父が、当時まだイギリスの植民地だったジャマイカからキューバへ移住した経緯があり、「祖父母の国籍」ルール適用によりチャップマンに英国代表の資格があったようだ。
(Full-Count編集部)