中日戦力外から2か月、22歳に“救いの手” 「苦しい時間」を経て…描くNPB復帰

宮崎サンシャインズが発表
独立リーグ・九州アジアリーグの宮崎サンシャインズは9日、球団ホームページにて、中日から戦力外通告を受けていた菊田翔友(とわ)投手の入団を発表した。22歳右腕は「NPB復帰を掴み取るために全てを懸けて挑戦します」と意気込みを語った。
享栄高から四国アイランドリーグ愛媛を経て2023年育成ドラフト2位で中日に入団した。1年目は2軍の6試合で0勝1敗、6回1/3を投げて防御率2.84。2年目の今季は同じく6試合で6回2/3を投げるも、防御率4.05に終わった。10月に戦力外となり、11月には12球団合同トライアウトに参加していた。
戦力外後には自身のインスタグラムにて「短い期間ではありましたが、幼い頃から憧れていた地元球団のユニフォームを着てプレーできたことは、かけがえのない経験であり誇りです」などと話し、中日ファンに感謝のメッセージを伝えた。そこから約2か月、新たに見つけた移籍先は九州だった。
菊田は球団を通じて「NPBで戦力外となり、自分の野球人生を見つめ直す苦しい時間もありましたが、こうして再び“夢を追うチャンス”をいただけたことに、心から感謝しています」と前を向くメッセージを残した。また、「サンシャインズが掲げる“0から1への挑戦”は、今の自分そのものであり、宮崎の地でゼロから自分をつくり直し、NPB復帰を掴み取るために全てを懸けて挑戦します」とし、覚悟を持って現役を続ける構えだ。
宮崎サンシャインズに現役NPB選手が入団するのは球団初だという。菊田は独立リーグで実績を残し、再びNPBの舞台へ返り咲くことはできるだろうか。
(Full-Count編集部)