山本由伸は「継続の鬼でした」 オリ山崎颯一郎が明かす尊敬…目の当たりにしていた日々の姿

トークショーに参加したオリックス・山崎颯一郎【写真:北野正樹】
トークショーに参加したオリックス・山崎颯一郎【写真:北野正樹】

母校の中学校でトークショー

 オリックスの山崎颯一郎投手が14日、母校の石川県加賀市立山代中学校でトークショーを行い、同期入団で、2025年のワールドシリーズでMVPに輝いたドジャース・山本由伸投手を引き合いに出し、野球少年少女に継続の大切さを説いた。

「由伸は“継続の鬼”でした。毎朝早く起きて、自分のトレーニングを毎日欠かさずやっていました」。尊敬する野球選手を子どもたちから質問された山崎が、MLBで活躍する山本の名前を挙げた。

 イベントは、同市で創業し大阪市内に本社を置く新家工業が、ルーツが同じ山崎を2023年からCMで起用した縁で、「夢と挑戦」をテーマに開催した。山崎は同市出身。加賀ボーイズ、敦賀気比高(福井)から2016年ドラフト6位でオリックスに入団。都城高(宮崎)から同4位で入団した山本とは、今でも仲の良い友人だ。

「不器用」を公言する自身も、継続をテーマにしている。「練習でのキャッチボールや試合中の1球で、コツがパンと見つかることがあるんです。そのコツを探すのが練習なんだと思っています。体をこう使ったら球速が出ると理解したら、149キロ止まりの球速が150キロを超えました」と自らの経験を子どもたちに伝えた。

母校を訪問するのは、卒業以来、約12年ぶり。加賀ボーイズ時代の2013年世界少年野球大会の日本代表に選ばれるなど、「楽しい思い出しかない」といい、子どもたちには「(プロ野球選手になるためには)練習ですね。ひたすら継続してできるかどうか。やると決めた練習をずっとやっていくことです」と自らにも言い聞かせていた。

〇北野正樹(きたの・まさき)大阪府生まれ。読売新聞大阪本社を経て、2020年12月からフリーランス。プロ野球・南海、阪急、巨人、阪神のほか、アマチュア野球やバレーボールなどを担当。1989年シーズンから発足したオリックスの担当記者一期生。関西運動記者クラブ会友。2023年12月からFull-Count編集部の「オリックス取材班」へ。

(北野正樹 / Masaki Kitano)

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