巨人電撃退団も…たった4年で7.5割が戦力外 続々引退、現ドラ組を待ち受けた現実

第1回現ドラ組の現在地…戸根が現役引退を発表
日本新薬を退団した元巨人の戸根千明投手が15日、自身のインスタグラムを更新し、現役を引退することを発表した。2022年に現役ドラフトで巨人から広島に移籍。ここでは第1回現役ドラフトで移籍した12人の現在地を見てみる。
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化することを目的に、2022年から始まった現役ドラフト。大ブレークを果たした人もいる一方で、多くの選手が厳しい現実を見ている。 来季も支配下でNPBでプレーをすることが決まっているのは、細川成也外野手(DeNA→中日)と大竹耕太郎投手(ソフトバンク→阪神)の2人のみだ。
移籍前に6年間で計6本塁打だった細川は、移籍1年目の2023年に24本塁打と大ブレーク。今季まで3年連続20本塁打以上をマークしている。大竹は2023年に自身初の2桁となる12勝を挙げ、3年間で32勝をマークしている。
一方で松岡洸希投手(西武→日本ハム)は今季、移籍3年目にして実に4年ぶりの1軍登板を果たしたが、戦力外を経て育成再契約に。オコエ瑠偉外野手(楽天→巨人)は海外でのプレーなどを模索し、巨人を電撃退団した。
戸根以外にもすでに現役引退を決めた選手も多い。渡邉大樹外野手(ヤクルト→オリックス)、正隨優弥外野手(広島→楽天)、成田翔投手(ロッテ→ヤクルト)はいずれも1年で戦力外となり現役を引退した。古川侑利投手(日本ハム→ソフトバンク)は、2023年は9試合で防御率4.50、2024年は1軍登板なく戦力外となり引退。陽川尚将内野手(阪神→西武)も2024年限りでユニホームを脱いだ。
現役を続行しているのは笠原祥太郎投手(中日→DeNA)だ。移籍1年で戦力外となったが、台湾を経てオイシックスでプレーしている。
(Full-Count編集部)