首位打者でも下位打線、元2冠王にも“聖域なし” 熾烈すぎる鷹のスタメンを最速予想

開幕スタメンを予想…遊撃は野村vs今宮の争いに
ソフトバンクは2025年、主力の相次ぐ怪我に悩まされながらも、新戦力が続々台頭。まさに“総力戦”でパ・リーグ連覇、5年ぶりの日本一を達成した。怪我人が戻ってくる2026年は各ポジションで熾烈な争いが繰り広げられそうだ。ここでは開幕スタメンを“最速”で予想する。
先発の大本命はMVPのモイネロだろう。ただ、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の影響も加味し、開幕投手には上沢を選ぶ。2025年に12勝を挙げた右腕。熾烈な優勝争いを繰り広げた古巣・日本ハムとの対戦となる。
リードオフマンには指名打者で柳田を推したい。2025年は右脛骨骨折で20試合の出場にとどまったが、日本シリーズでは石井から豪快な本塁打。契約最終年だが、怪我さえなければまだまだ好成績を残しそうだ。
外野は近藤を「3番・右翼」、周東を「2番・中堅」に据える。争いは左翼だろう。昨季は柳町が最高出塁率を獲得し、台頭。左肩を手術した正木や2軍で打率.329をマークした山本も候補に入る。今回は柳町を「6番・左翼」で起用した。
そんな柳町、正木、山本は今オフ、一塁にも挑戦中。今回は山川を「4番・一塁」で起用するが、決して安泰のポジションではない。二塁には7番で牧原大を置く。首位打者でもクリーンアップから外れてもおかしくない。「9番・遊撃」は野村。2025年に13年連続で遊撃の開幕スタメンの座を勝ち取ってきた今宮も厳しい立場にある。「5番・三塁」は栗原。選手会長となり、さらなる飛躍に期待がかかる一方、遊撃争い次第では野村が三塁に回る可能性もあり、うかうかしてはいられない。
捕手には海野を置いた。2025年は甲斐が巨人へFAで移籍し、“横一線”と言われていた正捕手争いの中、自己最多の105試合に出場。2026年は打力にも期待したい。