去就不透明なFA戦士、大型助っ人の加入 29歳は勝負の1年に…激化する楽天の外野争い

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2025年はチーム全体で70本塁打と、12球団で最少だった楽天。オフには3Aで22本塁打を放ったカーソン・マッカスカー外野手を獲得した。FA宣言した辰己涼介外野手の去就は未だ不透明だが、それでも外野手争いは混戦が予想される。
長打力不足は深刻だ。途中加入のルーク・ボイト内野手が放った13本塁打がチーム最多で、唯一の2桁本塁打だった。浅村栄斗内野手の不振、マイケル・フランコ内野手もわずか7本塁打に留まるなど、長打力不足に苦しんだ。
マッカスカーが外野陣に加わったことで、勝負の1年となりそうなのが小郷裕哉外野手だ。2025年ブレークを果たした中島大輔外野手、オスカー・ゴンザレス外野手らと争うことが予想される。辰己の去就とマッカスカーの出来次第では、苦しい立場になるかもしれない。
小郷は2024年に全試合フルイニング出場と大躍進を遂げたものの、2025年は打率.173と大不振に陥った。再起をかける2026年シーズン、競争を勝ち抜くことはできるだろうか。
若手の突き上げにも期待がかかる。2021年ドラフト1位の吉野創士外野手は2025年オフの台湾WLで打率.315と結果を残し、異国の地でブレークの兆しを見せた。2026年には外野の競争に割って入る可能性もある。
(Full-Count編集部)