8年ぶりの最下位で“血の入れ替え” どん底からの逆襲へ…鍵を握るベテランの復活

ロッテ・中村奨吾、益田直也、山口航輝(左から)【写真:小林靖】
ロッテ・中村奨吾、益田直也、山口航輝(左から)【写真:小林靖】

中村、益田、山口らの復活に期待

 ロッテは、2025年のオフに実績のある荻野貴司外野手、石川歩投手、澤村拓一投手を自由契約にした。8年ぶりに最下位に沈んだシーズンを振り返ると、そこには“血の入れ替え”の決意を感じさせる。どん底から逆襲するためにも、実績ある主力の復活に大きな期待がかかる。

 まずは、かつてキャプテンを務めていた中村奨吾内野手だ。過去3回ゴールデングラブ賞を獲得し、ベストナイン賞も1回受賞をした主力だったが、ここ数年は成績が低下。2025年シーズンはプロ入り後最少の20試合出場にとどまったが、再び二塁の定位置を奪い返せるだろうか。

 次に、長年守護神として君臨していた益田直也投手の復活にも期待がかかる。2025年シーズンは苦しいマウンドが続いたが、通算250セーブまで残り2に迫っている。横山陸人投手や中森俊介投手が抑え候補として台頭してきているが、数々の修羅場を潜り抜けた投球術で守護神として復活を見せてほしい。

 そして、ロッテの長年の課題である長打不足を補う鍵を握るのが、山口航輝外野手だ。持ち前のパワーを活かした打撃が期待されながらも、2025年は1軍定着できずに苦しんだ。シーズン後半には4打席連続本塁打を放つなど、大砲としてのロマンを感じさせた。山口が“未完の大器”から一皮むければ、チームの長打不足は一気に解決するであろう。

 山口とともに左右の大砲候補“YY砲”として期待されていた安田尚憲内野手も、2年連続で本塁打ゼロと苦しい結果が続く。右の大砲候補の山本大斗外野手が三塁に挑戦し、上田希由翔内野手や池田来翔内野手らライバルも台頭しているだけに、意地を見せてほしいところだ。

(Full-Count編集部)

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