FA加入も掴めなかった“居場所” 苦悩の34歳…日本ハム、1年後の補強評価

日本ハム・古林睿煬、福谷浩司、吉田賢吾(左から)【写真:古川剛伊、冨田成美】
日本ハム・古林睿煬、福谷浩司、吉田賢吾(左から)【写真:古川剛伊、冨田成美】

日本ハムは福谷を獲得し、伏見、山崎に続き3年連続FA補強成功

 日本ハムは2025年、シーズン最終盤までソフトバンクとデッドヒートを繰り広げたが、2016年以来となるリーグ優勝を逃した。2024年オフには3年連続でFA補強を成功させるなど、支配下では3人を獲得。ここでは“答え合わせ”として振り返ってみる。

 中日から国内フリーエージェント権を行使した福谷浩司投手を獲得。2022年オフの伏見寅威捕手(オリックス)、2023年オフの山崎福也投手(オリックス)に続き、3年連続でFA戦士の獲得となった。その福谷は救援として14試合に登板するも防御率3.77。6月6日に出場選手登録を外れて以降、1軍での登板機会はなかった。

 外国人選手では、台湾球界で“火球男”の異名をとる古林睿煬投手を加えた。統一ライオンズでプレーした2024年は21試合に先発し、10勝2敗、防御率1.66で最優秀防御率のタイトルを獲得。台湾リーグのMVPにも選出された。来日1年目の2025年は7試合の登板で2勝2敗、防御率3.62。すでに2026年シーズンの契約延長が発表されている。

 現役ドラフトではソフトバンクから吉田賢吾捕手を獲得。2024年は10試合の出場で打率.192ながら、ファームでは79試合で打率.303、3本塁打、33打点、OPS.751をマークしていた。それだけに2023年オフの現役ドラフトで、同じくソフトバンクから日本ハムに移籍して大ブレークした水谷瞬外野手同様の躍進が期待された。吉田は開幕1軍を掴み、4月に17試合で3本塁打を放ったが、その後は低迷。7月16日を最後に1軍出場はなく、47試合で打率.217、4本塁打という成績だった。

(Full-Count編集部)

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