1試合も投げぬ全米ドラ1…日本一の裏で相次いだ“怪我人” 戦力外から誓った再起

ソフトバンクは今季日本一も…怪我人に苦しんだ
ソフトバンクは2025年、5年ぶりとなる日本一でシーズンを終えた。新戦力が続々台頭し、4月の低迷から劇的優勝。一方で相次ぐ怪我人で2026年に復活を期す選手も少なくない。一番は柳田悠岐外野手だろう。
プロ16年目の今季は4月に右脛骨を骨挫傷。わずか20試合の出場にとどまった。それでも日本シリーズ第5戦では阪神・石井大智投手から同点2ラン。劇的一発で日本一に貢献した。来季は7年契約の7年目で、契約更改では現役引退プランを“撤回”。「カムバック賞を取りたいです」と意気込んだ。
熾烈な外野手争いでは正木智也外野手の復活に期待がかかる。今季は4月に左肩を亜脱臼し、シーズンの大半を棒に振った。慶大の先輩である柳町達外野手は最高出塁率のタイトルを獲得し、1億円プレーヤーに。「厳しい戦いになる」と決意を口にした。
投手では変則左腕の長谷川威展投手が再起を誓う。2023年オフの現役ドラフトで日本ハムから加入し、2024年は32当番で4勝6ホールド、防御率2.46とブレーク。しかし、開幕前にトミー・ジョン手術し、今季は全休。オフに戦力外通告を受け、育成再契約となった。
他にも46試合の出場に留まった今宮健太内野手や近藤健介外野手、左脇腹痛で全休したカーター・スチュワート・ジュニア投手、今季26試合で防御率4.15に終わったロベルト・オスナ投手らの存在も。続々新戦力が台頭する常勝軍団で再び日の目を浴びたい。
(Full-Count編集部)