1軍出場は2人だけ…ドラ1はプロの“洗礼” 2軍打率.391もTJ手術、鷹ルーキー激動の1年

ソフトバンク・庄子雄大(左)と安徳駿【写真:栗木一考、飯田航平】
ソフトバンク・庄子雄大(左)と安徳駿【写真:栗木一考、飯田航平】

ドラ1村上は体作り専念、2位庄子は1軍の戦力に

 ソフトバンクは2025年、激しい首位争いを演じ、リーグ連覇、そして日本一を達成した。常勝軍団の再構築に若手の突き上げが不可欠となる中、2024年ドラフトで支配下指名した6人はどのようなルーキーイヤーを送ったのか。その激動の1年を振り返る。

 1位の村上泰斗投手(神戸弘陵高)は、高卒ルーキーということもあり、まずは体作りに専念するシーズンとなった。6月末に右肘と腰の炎症が見つかり、リハビリ組に合流。その後も2軍での登板はなく、3軍を主戦場とした。非公式戦では5試合に登板し防御率9.00とプロの洗礼を浴びたが、マウンド度胸は抜群。首脳陣がじっくりと育て上げた成果が、来季以降にどう花開くか期待が高まる。

 2位の庄子雄大内野手(神奈川大)は、持ち味の「足」を武器に5月1日に初昇格を果たした。代走や守備固めを中心に起用され、プロ初盗塁も記録した。25試合の出場で打率.235と打撃面に課題を残したが、守備面での信頼は着実に高まっている。オフの台湾ウインターリーグではプロ初本塁打も記録しており、来季は今宮健太内野手と、野村勇内野手との遊撃争いに割って入りたい。

 3位の安徳駿投手(富士大)は、直球の出力アップに苦しみ、多くの時間をファームで過ごした。それでも、庄子とともに参加したウインターリーグでは、5試合に登板し、防御率1.20と安定した投球を披露。来季への確かな足掛かりを作った。

 次世代の二遊間コンビとして期待される高卒2人は、ポテンシャルの高さを示す一方で、プロの厳しさも味わった。4位の宇野真仁朗内野手(早稲田実業)は、2軍出場こそ10試合に留まったものの、打率.391と非凡な打撃センスを発揮。非公式戦でも3本塁打を放ったが、シーズン途中にトミー・ジョン手術を行い離脱した。

 5位の石見颯真内野手(愛工大名電高)は、二塁・三塁・遊撃と内野の複数ポジションを守り2軍で43試合に出場。打率.264と広角に打ち分けるバットコントロールを見せたが、こちらも膝痛によりリハビリ組でシーズンを終えている。ともに「怪我」という試練に直面したが、万全の状態に戻れば楽しみな存在だ。

 6位の岩崎峻典投手(東洋大)も即戦力右腕として期待され、5月17日にプロ初昇格。1試合のみで抹消となったが、2軍では24試合(うち先発10試合)に登板し経験を積んだ。防御率4.52という数字以上に、手応えと課題を掴んだ1年目となったはずだ。高卒の素材型と大卒の実力派をバランスよく獲得した2024年ドラフト組。真価を問われる2年目に、6人がどのようにチームの主力へと成長していくのか楽しみだ。

(Full-Count編集部)

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