タッカー争奪戦が生んだ「最悪の場所」 米記者が指摘…ド軍381億円補強で圧倒的な「54.4」

ブリーチャー・レポートが“タッカー争奪戦”が与える影響に言及
ドジャースの電撃獲得で幕を閉じた“タッカー争奪戦”。カブスからFAとなっていたカイル・タッカー外野手が15日(日本時間16日)、ドジャースとの契約に合意したと複数の米メディアが報道。4年2億4000万ドル(約381億円)での契約が見込まれている。今回の争奪戦の“敗者”に与える影響を米メディアが分析した。
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」のザッカリー・D・ライマー記者は16日(同17日)、「この契約で生まれた勝者と敗者は誰なのか」というテーマの記事を公開。ライマー記者は「メッツが引き立て役になってしまった」と、移籍先最有力と見られていたメッツを敗者にあげた。「メッツは本気でタッカーを欲しがっていた。しかしオファーは(ドジャースの額には)届かなかった」と言及。MLBネットワークのジム・デュケット氏によれば、メッツの最終オファーは4年2億2000万ドル(約349億円)だったという。
タッカー獲得に失敗したメッツは16日(同17日)、ブルージェイズからFAとなったボー・ビシェット内野手と3年1億2600万ドル(約199億円)で契約合意。しかしライマー記者は、ビシェットはタッカーの代役にはならないと主張する。「彼を獲得することは、チームが掲げていたとされる『失点を抑える』という目標に、逆行してしまうことになる」と指摘した。
敗者はメッツだけではない。ライマー記者は「もし『2番目に最悪の場所』が酸素のない海底だとすれば、『真の最悪の場所』はドジャースがいるナ・リーグ西地区である」と独特な言い回しで、ドジャースと同地区のパドレス、ジャイアンツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズの“不運”を嘆いた。
記事ではナ・リーグ西地区に属する5球団の2026年シーズン予測WARを紹介。現時点での予測数値を見ると、ドジャース「54.4」、パドレス「41.0」、ダイヤモンドバックス「38.2」、ジャイアンツ「34.9」、ロッキーズ「19.4」と、ドジャースが圧倒的な数値を叩き出している。「ドジャースがトップに君臨し続ける限り、他の4チームにとっては当分の間、厳しい戦いになるだろう」と“ドジャース1強”が続くことを予想した。
タッカーは昨季、136試合に出場し打率.266、22本塁打、73打点、25盗塁、OPS.841をマーク。ドジャースでは課題の一つだった外野の一角を託されることが見込まれており、攻守にわたる活躍が期待されている。争奪戦で分かれた勝者と敗者、2026年シーズンの成績がどうなるか注目したい。
(Full-Count編集部)