ド軍111億円左腕の“懺悔”「かなりひどい」 入団後に急下降…辿り着いた境地

取材に応じたドジャースののタナー・スコット【写真:上野明洸】
取材に応じたドジャースののタナー・スコット【写真:上野明洸】

救援スコット「昨年はかなりひどいシーズンだった」

 ドジャースのタナー・スコット投手は31日(日本時間2月1日)、本拠地で行われたファン感謝イベント「ドジャーフェスト」に参加した。「昨年は自分にとって、かなりひどいシーズンだった。ただ、年も変わった。今は2026年だからね」と気持ちを入れ替えた。

 4年総額7200万ドル(約111億4000万円)で加入した昨季は61試合登板して1勝4敗23セーブ、防御率4.74。守護神と期待されながらも10度のセーブ失敗と期待を裏切り、ポストシーズンでは地区シリーズ途中に下半身の膿瘍(のうよう)除去手術を受け、ワールドシリーズのロースターからも外れた。

 マーリンズ、パドレスに所属した2024年は計72登板して9勝6敗22セーブ、防御率1.75と安定感抜群だった。何が起きていたのか。「とにかくストライクゾーンを攻めすぎた。その結果、かなり打たれてしまった。ゾーンの両サイドをしっかり使わないと。真ん中に集まりすぎないように」。自らに言い聞かせるように“懺悔”。続けて精神面にも水を向けた。

「完璧を求めすぎた。完璧になろうとして、逆に自分らしさを失ってしまった。結局は自分自身の問題だった」

 レギュラーシーズン終盤から登板機会が減った。自分自身を見つめ直す時間になったという。「時間ができて、何が起きていたか、何を変えられるかを考える余裕があった。結果的に、自分にとって一種の恵みだったと思っている」と大きく頷いた。

 4年契約2年目。チームには新守護神候補として通算253セーブを誇るエドウィン・ディアスが加入。スコットに安住の地はないが、「このチームは本当に選手のことを気にかけてくれる」。復活を信じて前へ進んでいく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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