燕に起きた“好循環”…「白紙に」なったダイヤモンド 新指揮官に猛アピールする若手の行方

池山隆寛監督の“宣言”から4か月が経過した
“改革”の効果が早くも現れ始めている。2021年、2022年とリーグ2連覇を果たして以降、3年連続のBクラスに沈んでいるヤクルト。今季から就任した池山隆寛監督が「ダイヤモンドを1回白紙にする」と宣言し、多くのポジションでレギュラー争いが演じられている。
沖縄・浦添で行われている春季キャンプ、強い日差しが注ぐサブグラウンド。内山壮真捕手、武岡龍世内野手が特守で汗を流した。2人にノックを打っていたのは寺内崇幸内野守備走塁コーチ。実際に手本を見せるなど、およそ1時間に及ぶ熱血指導が行われた。
内山は今季から内野にコンバートされ、武岡や長岡秀樹内野手との二塁、遊撃のレギュラーを争っている。約1時間にも及んだ練習の後、内山を寺内コーチはこう評した。
「頑張っていますね。センス的なところ、感覚の強さもあるけれど、打球に合わなかった時にどう対処するか。そこはまだ練習の必要があると思います」
星稜高時代、2年夏まで遊撃手を務めていた経験はあるものの、プロの打球を受けた経験はない。慣れないポジション、疲労で動かない脚…。それでも必死に打球に喰らいついていた。
「みんなで競争して自分がレギュラーを獲っていくんだ、という姿勢は大事だと思いますし、各選手に見えていると思いますよ」
白紙になったダイヤモンド。指揮官の“メッセージ”は若手に確かに届いたようだった。開幕戦のグラウンドに誰が立っているのか……。熾烈なレギュラー争いから目が離せない。
(井上怜音/ Reo Inoue)